私たちが目指す
「センダンサイクル」

SENDANは、SOUSEIプロジェクトから生まれた
サスティナブルな木材であるセンダンを活用したライフスタイルを提案するブランドです。
私たち大川家具は地球資源の恩恵を受けて、家具産地としてこれまで発展してきました。
その責務として、センダンを積極的に活用し、持続可能なサイクルを構築することを目指しています。

SENDANでは、2018年からセンダンの植樹活動を始めています。
消費者、住宅メーカー、工務店、家具メーカー、森林組合・自治体が共同で植樹することで、
センダンを通じた早期的循環型ビジネスの構築につなげます。

SENDAN CYCLE

SENDAN CYCLE

センダンってどんな木?

センダンは成長が早くしかも程よい硬さを持つ樹木です。日本の比較的暖かい伊豆半島以西に自生しており、主に四国や九州に多く分布し、福岡県大川市でもあちこちで見られます。また、センダンは大きく育つ樹木で、樹高は約15m〜30mにも達します。日本では平安時代から「魔除けの木」として、仏像や数珠などの仏具に用いられていました。近年では建築材や家具、木工品に使われる有能な樹木として生活に根付いています。

センダンってどんな木?

センダンを使う3つの理由

point 1

20〜30年で活用できる「国産の早生広葉樹」

センダンは広葉樹でありながら成長が早く、植林して20年〜30年ほどで伐採できるまでに成長します。針葉樹である杉やヒノキと比較しても約2〜3倍の早さで伐採できるため、林業の活性化に繋がります。
また、世界的に森林面積が減少する中、丸太の輸入が規制され入手困難な状況にあります。日本は世界でも有数の森林国ですが、そのほとんどが杉やヒノキの針葉樹です。強度を求める材としての広葉樹が求められています。

● 植樹〜伐採までの期間比較

植樹〜伐採までの期間比較

● センダンとヒノキの成長比較

センダンとヒノキの成長比較
※土地の養分や標高、日照時間などの条件により生長具合が異なります。

point 2

強度があり、家具材として向いている

センダンの比重は0.58あると言われています。杉やヒノキ、広葉樹であるタモなどと比較しても十分な強度があり、加工のしやすさから家具材として適しています。

● 木材種類別 気乾比重(木材の硬さ)

木材種類別 気乾比重(木材の硬さ)
参照:一般社団法人 日本木材情報センター「木 net」

point 3

CO2 削減に寄与するサスティナブルな材

センダン1本あたりの炭素量は、杉やヒノキに比べ約6倍※高くなります。センダンを植樹し活用することで地球温暖化の進行を抑える役割も担っています。

CO2削減に寄与するサスティナブルな材

※炭素量計算方法/熊本県林業研究・研修センター育林環境部 横尾氏試算による◎幹材積(m3)×容積密度(0.28~0.73)×炭素含有率(0.5)=炭素量

  • 杉の成長1本(60年で胸高直径32cm、樹高20m)の場合
    0.74m3/本×0.315×0.5=0.11655ton(116.55kg)÷60年=0.00194ton(1.94kg)/年
  • センダン成長1本(20年で胸高直径40cm、樹高15m)を適地に植栽した場合
    0.86m3/本×0.55×0.5=0.2365ton(236.5kg)÷20年=0.01183ton(11.83kg)/年

※幹材積は立木幹材積表ー西日本編ー(日本林業調査会)から算出

CO2削減に寄与するサスティナブルな材

私たちの使命

私たちは「うえる」「つくる」「つなげる」をキーワードに
センダンを積極的に活用し、持続可能なサイクルの構築を目指します。

  • うえる

    うえるセンダンを普及させる
    植樹活動

  • つくる

    つくるセンダンを加工し
    家具に仕立てる

  • つなげる

    つなげる家具つくりを通して
    木材の循環をつくる

センダンと歩む未来プロジェクト

SENDANでは、2018年からセンダンの植樹活動を始めています。
植樹イベントには子どもたちにも参加してもらい、
参加した子ども達が成人する約15年後に成木となっているセンダンを伐採します。
伐採したセンダンは、地元の木工所で机や椅子などに加工し、
地元の幼稚園や保育園、学校などへ届けるという
次の世代につなげるための長期プロジェクトを進めています。

センダンと歩む未来プロジェクト

TEAM&PARTNER参加企業

SENDANは福岡・大川家具工業会の地域材開発部会によって運営され、地域森林事業者様との連携で活動しています。